2013-01-01から1年間の記事一覧

大学教育再生加速プログラムに思う 〜新しい申請形式は広まるか〜

平成26年度「地(知)の拠点整備事業」公募説明会及び「大学教育再生加速プログラム」事業説明会の開催について:文部科学省 文部科学省では、平成25年度から、大学等が自治体と連携し、全学的に地域を志向した教育・研究・地域貢献を進める大学等を支援する…

学校基本調査に思う 〜国立大学の事務職員は減っているのか?〜

学校基本調査-平成25年度(確定値)結果の概要-:文部科学省 文部科学省は、学校教育行政に必要な学校に関する基本的事項を明らかにすることを目的として、標記調査を昭和23年度より毎年実施しています。今般、平成25年度学校基本調査(確定値)を取りまと…

平成26年度予算に思う 〜運営費交付金はほんとうに増加したのか〜

平成26年度予算:文部科学省 平成26年度予算政府案 : 財務省 文部科学省及び財務省のHPに平成26年度予算(案)が公表されています。国立大学の関係者にとっては、運営費交付金が前年度比どの程度なのかが気になるところですね。実際の数値を見てみましょう。 …

学校法人の解散命令等に向けた在り方に思う 〜撤退ルートが見えてきた〜

パブリックコメント:意見募集中案件詳細|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ これを踏まえ 解散命令等に係る所轄庁による一連の対応の過程を改めて検証した上で現行法における制度上の課題及び考えられる今後の対応の在り方について検討した内容を、ここに…

韓国の外国人教員事情に思う 〜外国人教員の定着に向けて〜

Chosun Online | 朝鮮日報 昨年9月にソウル大学が招聘(しょうへい)したノーベル経済学賞受賞者のトーマス・サージェント教授(70)が、当初の任用期間(2年間)を満たさず、ちょうど1年となる今年8月に米国に帰国したという。サージェント教授はソウル大学…

コミュニティカレッジリーダーのコンピテンシーに思う 〜学長に求められる行動とは〜

学長選考の混乱に思う 〜「参考」ではない意向投票とは〜 - 大学職員の書き散らかしBLOG 前回のBLOG記事にて、学長選考には学長のコンピテンシーを示さなければならないと書きました。今回はそのお話し。 コンピテンシー - Wikipedia コンピテンシーとは行動…

学長選考の混乱に思う 〜「参考」ではない意向投票とは〜

福教大学長選考で混乱 学内外委員、投票覆す [福岡県] - 西日本新聞 11月に行われた福岡教育大(福岡県宗像市)の学長選考で、学内外の委員でつくる「学長選考会議」が教職員投票で得票1位となった教授を選ばず、現職を再任したことについて、教授会が「…

大学職員の出向に思う 〜出向で得られるものとは何か〜

出向によって得られるもの、という問い - ささくれ ちょっと前までよその機関に出向していたこともあって、「出向によって得られるもの」についてときおり考えてしまいます。なにを得て、どのように成長できるのか。 図書館業界の情報を発信されているkitone…

【12月14日更新】国立大学次期学長について

平成25年度中に学長の任期が終了する国立大学について、次期学長の選出状況を随時まとめていきます。総合大学の場合は簡単な専門分野や特記事項等も記してあります。敬称略。 小樽商科大学 山本眞樹夫→和田健夫 帯広畜産大学 長澤秀行→再任 北見工業大学 鮎…

国大協若手職員勉強会に思う 〜新しい勉強会の形とはなにか〜

一般社団法人 国立大学協会 <What's New> 平成25年度 国立大学法人等若手職員勉強会 - 見つけよう!一人ひとりの「強み」と「役割」- を開催(12/9-10) 国立大学協会は、12月9日(月)・10日(火)の両日、一橋講堂(学術総合センター)において…

組織運営部会審議まとめに思う 〜ミドル層の学びをどう確保するか〜

組織運営部会(第7回) 配付資料:文部科学省 文部科学省のwebページに中央教育審議会大学分科会組織運営部会(第7回)の配布資料が掲載されています。資料2-2には、最終的なアウトプットになるであろう審議まとめ(案)が出されています。特に気になったの…

アセスメントプランに思う 〜これからのキーワードになりうるか〜

大学教育部会(第25回) 議事録:文部科学省 9月に行われた中央教育審議会大学分科会大学教育部会(第25回)の議事録が掲載されていました。大学教育分会は「(1)大学教育の質の保証・向上について(設置基準,設置認可審査,認証評価の改善を含む)(2) 関連し…

【12月9日更新】国立大学次期学長について

平成25年度中に学長の任期が終了する国立大学について、次期学長の選出状況を随時まとめていきます。総合大学の場合は簡単な専門分野や特記事項等も記してあります。敬称略。 小樽商科大学 山本眞樹夫→和田健夫 帯広畜産大学 長澤秀行→再任 北見工業大学 鮎…

国立大学の収入割合に思う 〜収入構造の黄金比〜

【12月号掲載】14年度入学生 学費増 | 関西大学タイムス 学費は文系学部生で4年間4万円、理系学部生は6万円増加する。現在関大の収入はおよそ47%を学費が占めている。関大は毎年「3%の支出抑制」を目標にして、光熱費などを節約し、経費削減に励んでい…

【12月5日更新】国立大学次期学長について

平成25年度中に学長の任期が終了する国立大学について、次期学長の選出状況を随時まとめていきます。総合大学の場合は簡単な専門分野や特記事項等も記してあります。敬称略。 小樽商科大学 山本眞樹夫→和田健夫 帯広畜産大学 長澤秀行→再任 北見工業大学 鮎…

文書番号に思う 〜大学の略称〜

通常、大学には略称があります。例えば、東京大学の略称は東大です。ところで、「めいだい」と言えば、名古屋大学と明治大学どちらを思い浮かべますか?東北大学の略称は「東大」ですか?「北大」ですか?と、略称にいろいろと思いを巡らせることができます。…

京都大学の国際戦略に思う 〜リソース大量投入への期待〜

京大、英語での授業3割に 20年までに、留学生も倍増:朝日新聞デジタル 京都大は、学部や大学院での英語による講義を、現在の5%から2020年までに全体の30%に増やす目標を掲げた。世界トップレベルの大学としての地位確立をめざす「国際戦略」の…

【12月2日更新】国立大学次期学長について

平成25年度中に学長の任期が終了する国立大学について、次期学長の選出状況を随時まとめていきます。総合大学の場合は簡単な専門分野や特記事項等も記してあります。敬称略。 小樽商科大学 山本眞樹夫→和田健夫 帯広畜産大学 長澤秀行→再任 北見工業大学 鮎…

国立大学改革プランに思う 〜質の低い効果想定〜

国立大学改革プランについて:文部科学省 文部科学省において、今後、国立大学改革の方針や方策、実施行程をまとめた「国立大学改革プラン」を策定しましたので、お知らせいたします。 国立大学改革プランが公表されました。これは、平成24年6月に公表された…

MOOCsの修了率に思う 〜学びの選択性〜

オンライン講座、もうすぐ大学を席巻!? ‐渡辺敦司‐【Benesse(ベネッセ)教育情報サイト】 東京大学が国際的な大規模公開オンライン講座(MOOC=ムーク)に参加することを紹介した以前の記事で、「すべての大学の授業が変わる!?」と見出しをつけました。その動…

ドキュメント留年に思う 〜壮大なネタ〜

ドキュメント留年 - YouTube 早稲田大学映像製作集団Laboが作成した映像作品「ドキュメント留年」が公開されていました。 留年は悪と言えるのだろうか。(中略)大学の制度という社会の規範に振り回されることなく、自分に正直に、まっすぐに生きているとい…

【11月25日更新】国立大学次期学長について

平成25年度中に学長の任期が終了する国立大学について、次期学長の選出状況を随時まとめていきます。総合大学の場合は簡単な専門分野や特記事項等も記してあります。敬称略。 小樽商科大学 山本眞樹夫→和田健夫 帯広畜産大学 長澤秀行→再任 北見工業大学 鮎…

組織運営部会審議まとめ(素案)に思う 〜50年経っても変わらないこと〜

パブリックコメント:意見募集中案件詳細|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ 中央教育審議会大学分科会組織運営部会審議まとめ(素案)に関する意見募集の実施について 中教審大学分科会組織運営部会審議まとめ(素案)に対する意見募集が開始されました。行…

距離の近い上司に思う 〜若者を学ぶ大人〜

日本教育新聞社 - 週刊教育資料 週刊教育資料には(株)らしさラボ代表取締役の伊庭正康さんによる連載「若手を伸ばせ!ミドルリーダーシップ力アップ」が掲載されています。その中からNo.1274(2013年11月11日号)に掲載された「若者と距離の近い上司になる」…

【11月19日更新】国立大学次期学長について

平成25年度中に学長の任期が終了する国立大学について、次期学長の選出状況を随時まとめていきます。総合大学の場合は簡単な専門分野や特記事項等も記してあります。敬称略。 小樽商科大学 山本眞樹夫→和田健夫 帯広畜産大学 長澤秀行→再任 北見工業大学 鮎…

経験学習モデルに思う 〜KolbとSchoen〜

大学職員の職能開発に思う 〜あるいは「専門性」の胡散臭さ〜 - 大学職員の書き散らかしBLOG 以前記事にした職能開発について、ちょうど良いモデルがありましたので、記しておきます。 経験学習を取り入れた人材開発プログラムのリ・デザイン 経験学習のスス…

京都大学の改革案に思う 〜学長のリーダーシップとはなにか〜

京都大学新聞社/Kyoto University Press » 〈特集〉 「学域・学系」構想の現在 第二編 ~改革をめぐる本部の姿勢を問う~(2013.10.16) 今年3月に明らかとなった「学域・学系」構想(当初は「ファカルティ」という呼称が使われていた)について、京大新聞で…

専門学校に思う 〜高等教育研究の隙間〜

教育再生実行会議の有識者が日本工学院を視察…学制の在り方を就職学習に問う (リセマム) - Yahoo!ニュース 学制の在り方について検討している政府の教育再生実行会議は11月12日、日本工学院(東京都大田区)を視察し、職業教育や産学連携などについての意…

総務省の科研費勧告に思う 〜返還することで損をするのは誰なのか〜

総務省|科学研究費補助金等の適正な使用の確保に関する行政評価・監視 <調査結果に基づく勧告> この行政評価・監視は、以上のような状況を踏まえ、科研費等の適正な使用を確保する観点から、研究費の不正使用防止に向けた体制の構築状況、研究費使用ルー…

改革推進状況に思う 〜国立大学法人のGoodPractice集〜

国立大学法人・大学共同利用機関法人の改革推進状況(平成24年度):文部科学省 この資料は、平成 24 年度評価結果において特筆される事項、注目される事項等として取り上げた事項の うち、他法人の参考にもなるような取組について、取りまとめたものであり…