2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

業務コストの削減による弊害と職員の専門性との関係

前回、弊BLOG記事(会議の事務局としての裏方ファシリテーションの手法 - 大学職員の書き散らかしBLOG)にて、事務局としてどうすれば会議を円滑に裏方から運営できるかについて述べました。特に今携わっている業務においては、カウンターパートの会議コスト…

大学職員が講義を履修してみた。

以前弊BLOG(学内リソースの有効活用に思う ~講義を履修する大学職員~ - 大学職員の書き散らかしBLOG)にて、職員が自大学の講義等を受講する可能性を述べました。自分から書いたのに実行しないのもちょっと不誠実だなと思っていたので、今年度前期に実際…

会議の事務局としての裏方ファシリテーションの手法

他の組織の例に漏れず大学もたくさん会議があります。学内の組織運営上行われる正式な会議では、教員が委員として参加しつつ職員が事務局として対応することも多いと思います。事務局は、開催日程調整や資料・議題の準備、会場設営、議事録作成などを担当す…

非国際系部署の大学職員が職務上の英語運用能力向上について日頃から心がけているたった1つのこと

※ なんとなくタイトルをそれっぽくしてみました ここで改めて言う必要もないくらい、国あるいは社会から大学の国際化が求められている状況にあります。文部科学省も、それに合わせ、スーパーグローバル大学創成支援などの補助金を創設しているところですね。…

何を読めば良いか迷っている大学職員の方へのちょっとした書籍紹介

そろそろ国立大学法人等職員統一採用試験の結果が出始める頃でしょうか。ということで、今回は採用試験に合格し大学職員になる方や特に若手職員で何か大学に関する本を読みたいけど何が良いかよく分からないという方に向け、ちょっとした書籍紹介を行おうと…

中央教育審議会の答申に思う 〜答申の読み方〜

大学設置基準等の改正について(諮問):文部科学省 次の事項について,理由を添えて諮問します。 大学設置基準等の改正について文部科学大臣 下村 博文(理由) 世界的なグローバル化の進展を背景に,高等教育においても,国境を越えた学生の流動性が年々拡…

危機感とは一体何なのか

大学職員をしていると「危機感」というワードを聞くことがあります。例えば、以下のような言説ですね。 第1弾「“危機”の時代の大学経営」|ワオ・コーポレーション 文教ソリューション事業部 まず、危機認識を持っているかどうか、これが大学の「存在」を強…

研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン(案)に思う 〜法令遵守とコンプライアンス〜

パブリックコメント:意見募集中案件詳細|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ この度、文部科学省では、「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」案を新たに定めることにしています。つきましては、本件に関し、行政手続法第39条などに基…

予算執行調査の理研への指摘事項に思う 〜会計検査院の検査とどこが違うのか〜

STAP問題の理研も無駄遣い…指摘改善されず : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 財務省は1日、2013年度の予算の無駄遣いを点検した結果を公表した。対象の58事業には、STAPスタップ細胞の論文問題を抱える理化学研究所の研究事業も含まれ、…

国立大学法人のベンチャーキャピタルに思う 〜それは「出資」なのか〜

国立大、相次ぎベンチャーキャピタル 計1000億円投資 :日本経済新聞 国立大学が再生医療やロボット開発など自らの大学の研究成果を生かした起業を支援するベンチャーキャピタル(VC)を相次ぎ立ち上げる。京都大と大阪大が第1弾となり、今夏にも政府が承…