2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

国立大学改革プランに思う 〜質の低い効果想定〜

国立大学改革プランについて:文部科学省 文部科学省において、今後、国立大学改革の方針や方策、実施行程をまとめた「国立大学改革プラン」を策定しましたので、お知らせいたします。 国立大学改革プランが公表されました。これは、平成24年6月に公表された…

MOOCsの修了率に思う 〜学びの選択性〜

オンライン講座、もうすぐ大学を席巻!? ‐渡辺敦司‐【Benesse(ベネッセ)教育情報サイト】 東京大学が国際的な大規模公開オンライン講座(MOOC=ムーク)に参加することを紹介した以前の記事で、「すべての大学の授業が変わる!?」と見出しをつけました。その動…

ドキュメント留年に思う 〜壮大なネタ〜

ドキュメント留年 - YouTube 早稲田大学映像製作集団Laboが作成した映像作品「ドキュメント留年」が公開されていました。 留年は悪と言えるのだろうか。(中略)大学の制度という社会の規範に振り回されることなく、自分に正直に、まっすぐに生きているとい…

【11月25日更新】国立大学次期学長について

平成25年度中に学長の任期が終了する国立大学について、次期学長の選出状況を随時まとめていきます。総合大学の場合は簡単な専門分野や特記事項等も記してあります。敬称略。 小樽商科大学 山本眞樹夫→和田健夫 帯広畜産大学 長澤秀行→再任 北見工業大学 鮎…

組織運営部会審議まとめ(素案)に思う 〜50年経っても変わらないこと〜

パブリックコメント:意見募集中案件詳細|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ 中央教育審議会大学分科会組織運営部会審議まとめ(素案)に関する意見募集の実施について 中教審大学分科会組織運営部会審議まとめ(素案)に対する意見募集が開始されました。行…

距離の近い上司に思う 〜若者を学ぶ大人〜

日本教育新聞社 - 週刊教育資料 週刊教育資料には(株)らしさラボ代表取締役の伊庭正康さんによる連載「若手を伸ばせ!ミドルリーダーシップ力アップ」が掲載されています。その中からNo.1274(2013年11月11日号)に掲載された「若者と距離の近い上司になる」…

【11月19日更新】国立大学次期学長について

平成25年度中に学長の任期が終了する国立大学について、次期学長の選出状況を随時まとめていきます。総合大学の場合は簡単な専門分野や特記事項等も記してあります。敬称略。 小樽商科大学 山本眞樹夫→和田健夫 帯広畜産大学 長澤秀行→再任 北見工業大学 鮎…

経験学習モデルに思う 〜KolbとSchoen〜

大学職員の職能開発に思う 〜あるいは「専門性」の胡散臭さ〜 - 大学職員の書き散らかしBLOG 以前記事にした職能開発について、ちょうど良いモデルがありましたので、記しておきます。 経験学習を取り入れた人材開発プログラムのリ・デザイン 経験学習のスス…

京都大学の改革案に思う 〜学長のリーダーシップとはなにか〜

京都大学新聞社/Kyoto University Press » 〈特集〉 「学域・学系」構想の現在 第二編 ~改革をめぐる本部の姿勢を問う~(2013.10.16) 今年3月に明らかとなった「学域・学系」構想(当初は「ファカルティ」という呼称が使われていた)について、京大新聞で…

専門学校に思う 〜高等教育研究の隙間〜

教育再生実行会議の有識者が日本工学院を視察…学制の在り方を就職学習に問う (リセマム) - Yahoo!ニュース 学制の在り方について検討している政府の教育再生実行会議は11月12日、日本工学院(東京都大田区)を視察し、職業教育や産学連携などについての意…

総務省の科研費勧告に思う 〜返還することで損をするのは誰なのか〜

総務省|科学研究費補助金等の適正な使用の確保に関する行政評価・監視 <調査結果に基づく勧告> この行政評価・監視は、以上のような状況を踏まえ、科研費等の適正な使用を確保する観点から、研究費の不正使用防止に向けた体制の構築状況、研究費使用ルー…

改革推進状況に思う 〜国立大学法人のGoodPractice集〜

国立大学法人・大学共同利用機関法人の改革推進状況(平成24年度):文部科学省 この資料は、平成 24 年度評価結果において特筆される事項、注目される事項等として取り上げた事項の うち、他法人の参考にもなるような取組について、取りまとめたものであり…

経費の不正使用?に思う 〜2つのミスリード〜

不正経理:山形大工学部、余剰金をプールし転用- 毎日jp(毎日新聞) 山形大工学部(山形県米沢市)が、国に単年度決算を義務付けられている教育研究活動費について、使い切れなかった分はプールし、施設維持・管理費などに転用していたことが大学関係者への…

課外活動の事故に思う 〜大学はどこまで責任を負うのか〜

野尻湖飛び込み死 駒沢大生の両親が大学を提訴 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 長野県信濃町の野尻湖で5月、合宿中の駒沢大学吹奏楽部の部員2人が湖に飛び込んで死亡した事故で、学生に対する安全配慮義務を怠ったとして、死亡した千葉県…

業務の理論的裏付けに思う 〜日本語論文の探し方〜

日頃、業務やSDを行っている中では、自分のやっていることがどのような経緯や理論の上で成り立っているのか、学会等でどのような最近の研究が行われているのか、気にするようにしています。個別の業務を一般化モデルにすることで、自分以外の者へ引き継ぐ際…

「仕事が好き」という気持ち 〜社畜にならないために〜

先の記事にはたくさんのアクセスをいただいたようでありがとうございました。さて、今回は、大学のお話というよりは、仕事への心の持ちようのお話。 私は今の仕事が好きです。依頼されたことは依頼者の想定以上のものを作り上げようと思いますし、依頼されて…