教職課程認定業務の思い出

 人事異動の季節ですね。ということで、3月いっぱいで教職課程認定業務を離れることになりました。

 思い起こせば、着任時は課程認定申請担当者になって戸惑った3つのことみたいな状態でしたが、毎年申請を行うことで、若干は教職課程のことも理解できてきたのかなと思っています。振り返って、思い出を以下に記します。

1.政策と運営の方向のミスマッチさ

 全学の教職課程に責任を持つセンター的な存在の設置を期待させながら全学センターの教員は課程認定上の専任教員となれない、免許法を改正して教職と教科の垣根を無くし多くくり化したにも関わらずコア・カリキュラムなどでより細密化するなど、どうにも教職課程に係る政策と実際の教職課程の運用のミスマッチが目につきました。政策を達成したいのであれば、それに輪をかけて運用面(認定基準など)の整備が必要なのではないかと感じた次第です。

2.再課程認定申請への対応

 免許法改正に伴う再課程認定への対応については、全国の大学で苦労されたことと思います。弊BLOGでも説明会の議事録や様式(仮)の公表、Q&Aデータベースの作成などで、少しは全国の皆さんに貢献できたかなと思っています(今思えば著作権的にアウトだろうと思いますので見逃していただいていると認識しています)。 

 奢った物言いであることを自覚した上で、このような仕事の仕方もあるんだということも知っていただければありがたいです。

3.結局、大学の裁量はどこまでか

 結局、大学の裁量がどこまであるのかは、いまいち肌感覚がないままです。この点は、今後の教務業務の中で、引き続き探求していきたいと思っています。