教員免許状更新講習はまず定員の設定が重要である

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 某開設機関の方から記事の記載情報に一部誤りがあるとのご連絡をいただきましたので、一部情報を訂正いたしました。もともと、文部科学省のWebページにも、

このページに掲載している免許状更新講習の情報は、文部科学大臣による認定時の情報を基本としています。講習内容や講師、受講者募集期間等、各開設者により変更されている場合もありますので、最新の情報は各開設者のホームページなどから確認していただくようお願いします。

とあり、認定後に提出する変更届の内容が反映されていません(今回の件は変更届案件ではなく特殊な事情がありましたので、記事自体を訂正した次第です)。講習の内容は、各開設機関のホームページ等で確認しなければならないということですね。

 教員免許状更新講習の情報を全国横断的に調べるには、文部科学省のWebページの他に、東京学芸大学が運営する教員免許更新制オンラインがあります。ただ、このWebページでは受講者募集期間等で検索することができず、また、3月から掲載情報の更新がないように見受けられます。受講者の増加が見込まれる昨今においては、全国横断的な教員免許状更新講習の情報提供方法が非常に課題であると感じています。

  さて、今回ご連絡をいただいた方とは以前教員免許状更新講習に関する意見交換をしたことがあるのですが、その際の内容を踏まえ、新たに講習を企画・開講されたとのお知らせをいただきました。もちろんご担当者のご尽力があってこそなのですが、少しでもお力添えできたのならば大変光栄だと感じ、とても嬉しくなりました。

 教員免許状更新講習について私が常に発言し続けていることは、教員免許状更新講習はまず定員の設定・総定員数の確保が重要である、ということです。もちろん内容も大切なのですが、そもそも講習を開講し受講してもらわなければ意味がありません。昨今の受講者増加傾向を踏まえると、ある程度の定員により講習を開講すること自体が近隣の学校教員に対する貢献となり得ます。昨年度よりも一人でも多い機関総定員数を目指すことが、講習を企画・運営する職員に期待されていることだと感じています。

 そのうえで、どのように講習を運営していくかということが課題となってきます。講師との内容調整や当日の受講者対応もそうですが、私の機関では一部の講習において運営手伝いとして学生を雇用していますので、その対応も行わなければなりません。昨年度から、教職を目指す学生を時間を区切って教室内に待機させ、講習環境の管理(空調管理や資料配布など)を担ってもらっています。学生は講習内容を聴取することになりますので、採用試験対策にもなると好評をいただいています。

 教員免許状更新講習の企画運営については、まだまだ考えなければならないことが多いと考えています。引き続き、弊BLOGでも情報発信していきたいですね。

 

 

 

 

 そう言えば、弊BLOGは匿名の体でやっていますが、なぜか機関個人メールアドレスにBLOG記事の修正依頼が来たんですよね。。。