学校基本調査DataViewを作りました。

 以前、弊BLOGでは相場観を持つことの大切さについて言及しました。つまり、様々なデータが大体どの程度の数値なのかを大まかに理解することですね。大学に限らず、学校教育関係のデータと言えば、指定統計である学校基本調査が真っ先に思い浮かぶところです。そこで、以前弊BLOGで作成したデータ可視化サイトテンプレートを用いて、学校基本調査のデータを可視化した「学校基本調査DataView」を作りました。

学校基本調査DataView

 現時点で掲載しているデータは以下のとおりです。

 掲載データ
総括 進学者数等の推移、大学数の推移、学生数の推移、大学院数等の推移、大学院学生数等の推移、本務教員数の推移、本務職員数の推移
学部 分野別学部学生数の推移、設置者別関係学科別学生数の推移、関係学科別標準修業年限内卒業率の推移
大学院 専攻分野別大学院学生数の推移、設置者別大学院学生数の推移、専攻分野別当該大学出身入学者比率の推移
卒業後 大学卒業生の卒業後の状況、産業別就職者数の推移、職業別就職者数の推移、関係学科別進学した者の割合の推移、関係学科別就職した者の推移
修了後 大学院修了者の修了後の状況、産業別就職者数の推移、職業別就職者数の推移、専攻分野別進学した者の割合の推移、専攻分野別就職した者の推移
留学生 関係学科別外国人留学生数の推移、設置者別外国人留学生数の推移、専攻分野別外国人留学生数の推移
職員 職名別教員数の推移、設置者別教員数の推移、職名別外国人教員数の推移、設置者別外国人教員数等の推移、職務別職員数の推移、設置者別職員数の推移

 18歳人口の推移を含めた進学者数等の推移や大学数の推移、分野別学部学生数の推移、関係学科別標準修業年限内卒業率の推移など、眺めているだけでも意外な発見がありました。要素ごとに表示非表示が可能になっていますので、表を操作して何らか傾向を見出すのも楽しいかもしれません。なお、PCブラウザでの閲覧に最適化していますので、スマホでは見辛い仕様になっています。

 このようなデータ可視化の構想自体は前からあったのですが、年末からボチボチと作り出し、この程度までは出来ました。予想以上に作成過程が楽しかったので、プログラミング学習がてら学校基本調査以外の統計資料の可視化も含め、もう少し充実させたいですね。なんにせよ、非専門者とポスト処理の結果を共有する際には、古い郷土資料館のようにガラスケースに収められた展示物であるだけではなく、お台場の未来館や上野の科博のように手を触れインタラクティブに変化する様子を体験してもらうこともデータ分析に理解と親しみを持ってもらうには有効かなと思っています。