大学職員の働き方考え方

大学職員の出向に思う 〜出向で得られるものとは何か〜

出向によって得られるもの、という問い - ささくれ ちょっと前までよその機関に出向していたこともあって、「出向によって得られるもの」についてときおり考えてしまいます。なにを得て、どのように成長できるのか。 図書館業界の情報を発信されているkitone…

国大協若手職員勉強会に思う 〜新しい勉強会の形とはなにか〜

一般社団法人 国立大学協会 <What's New> 平成25年度 国立大学法人等若手職員勉強会 - 見つけよう!一人ひとりの「強み」と「役割」- を開催(12/9-10) 国立大学協会は、12月9日(月)・10日(火)の両日、一橋講堂(学術総合センター)において…

組織運営部会審議まとめに思う 〜ミドル層の学びをどう確保するか〜

組織運営部会(第7回) 配付資料:文部科学省 文部科学省のwebページに中央教育審議会大学分科会組織運営部会(第7回)の配布資料が掲載されています。資料2-2には、最終的なアウトプットになるであろう審議まとめ(案)が出されています。特に気になったの…

距離の近い上司に思う 〜若者を学ぶ大人〜

日本教育新聞社 - 週刊教育資料 週刊教育資料には(株)らしさラボ代表取締役の伊庭正康さんによる連載「若手を伸ばせ!ミドルリーダーシップ力アップ」が掲載されています。その中からNo.1274(2013年11月11日号)に掲載された「若者と距離の近い上司になる」…

経験学習モデルに思う 〜KolbとSchoen〜

大学職員の職能開発に思う 〜あるいは「専門性」の胡散臭さ〜 - 大学職員の書き散らかしBLOG 以前記事にした職能開発について、ちょうど良いモデルがありましたので、記しておきます。 経験学習を取り入れた人材開発プログラムのリ・デザイン 経験学習のスス…

業務の理論的裏付けに思う 〜日本語論文の探し方〜

日頃、業務やSDを行っている中では、自分のやっていることがどのような経緯や理論の上で成り立っているのか、学会等でどのような最近の研究が行われているのか、気にするようにしています。個別の業務を一般化モデルにすることで、自分以外の者へ引き継ぐ際…

「仕事が好き」という気持ち 〜社畜にならないために〜

先の記事にはたくさんのアクセスをいただいたようでありがとうございました。さて、今回は、大学のお話というよりは、仕事への心の持ちようのお話。 私は今の仕事が好きです。依頼されたことは依頼者の想定以上のものを作り上げようと思いますし、依頼されて…

SDの成果に思う ~有体物を作り出すということ~

引き続いて、SD関係の記事です。今回はSDの成果について。 勉強会をやりましょう、人を集めましょう、やりました。では、その後は?どういう成果があったの?とは、勉強会を企画運営した方ならば、必ず聞かれることだと思います。また、それに関連して、その…

学内勉強会の作法に思う 〜意識しているたった1つのこと〜

学内の勉強会って、きっとやってる人いるんじゃないでしょうか。私もやってます。今日は、学内勉強会を実施する際に意識している作法についてです。なお、業務時間外に、広く大学の話をする勉強会を想定しています。 勉強会と言えば、IT系が他分野に先んじて…

学内SDに思う 〜SDの効果を高めるためには〜

前記事にてStaff Development(SD)について触れたので、引き続きBLOGのネタとしてSDに関する専攻研究を調べました。例えば、 名古屋大学 高等教育研究センター(大学職員の主体性を尊重した職務遂行能力の形成-国立大学を中心に-,夏目) CiNii 論文 - 大学…

大学職員の職能開発に思う 〜あるいは「専門性」の胡散臭さ〜

大学職員の職能開発、つまりStaffDevelopment(SD)について初めて言及されてからずいぶん経つという印象です。平成20年に出された中央教育審議会答申「学士課程教育の構築に向けて」では、大学職員の職能開発について、以下のとおり書かれています。 大学職員…

大学経営人材の養成に思う

出版・情報サービス - 出版物・出版活動 高等教育研究叢書 詳細 - さて本日は、高等教育業界では知らない人はいないだろう、山本眞一先生(以下、筆者)の研究報告(以下、本報告)の中で特に気になった点をひもときながら、いつものようにオチのない話を展開…

業務改善のジレンマ

※今回はいつも以上にまとまっておらず、書きっぱなしジャーマンスープレックスです。 業務改善というのはどこの大学でも行われていると思います。学長自ら業務改善に乗り出す大学や若手職員に業務改善を担わせる大学など、一口に業務改善といっても、切り口…

大学のガバナンスとは何なのか〜あるいは意思決定のショートカットについて〜

資料6 大学のガバナンスに関する閣議決定・提言等:文部科学省 大学のガバナンスに関する議論が進められているところですね。主だった論点としては、学長のリーダーシップ、教授会の権限縮小、学長選考方法の改善などでしょうか。正直、使い古された論点だと…