職員が自大学のことを知る3つの方法(この時期だからこそできることを含む)

 先日、入職3年程度までの職員と会食していた際、勤務している大学のことを知るにはどのような方法があるのかという質問を受けました。幣BLOGでも何度か言及してきましたが、この時期だからこそできることを含め、以下の3つの方法を整理します。

1.教員が書いた書籍を読む

kakichirashi.hatenadiary.jp

 すでに幣BLOGでもお話しした通り、教員が書いた書籍を読むことで、各教員の教育研究内容を理解する手掛かりになります。自大学の図書館ならば配架していることも多いと思いますので、図書館を利用するのもよいですね。

2.一般向けの広報物を読んだりイベントに参加する

 職員と言えども、入職一年目などは一般の方と大きく知識が異なるわけではありません。そのため、まずは一般向けの広報活動を把握するところから始めてみてはいかがでしょうか。

 各大学は、おそらく一般向けの広報物を発行しています。web上でも公開されていることと思いますので、過去発行分も含め、それを通読しましょう。また、HPなどで告知されている公開講座等一般の方向けのイベントにも、予定と興味関心が合えば参加してみてもいいでしょうね。そこから始めれば、学内会議資料や自己点検・評価報告書などの詳細な資料も読み解けるようになるかもしれません。

 各大学が行う公開講座は各大学のHPにて情報提供されていますが、一部の大学の講座は以下のサイトでも検索できます。

www.second-academy.com

3.最終講義に参加する

12月ごろから、退職する教員の最後の講演(いわゆる最終講義)の案内が始まることでしょう。

www.u-tokyo.ac.jp

 その教員が行う最終講義は、人生で一度あるいは数度しかありません。お世話になっている教員や興味関心のある分野などの最終講義は、教育研究内容だけではなく教員の人生観やなども聞くことができます。ゼミOBなどが対象でハードルが高いと思われがちですが、私が何度か参加した範囲では通常の公開講座と同じような進行でした(医学系はわかりませんが・・・)。

 最終講義はこの機会しか聞けませんので、予定と興味関心が合えば参加してみましょう。私も、今年もいくつか聞きに行く予定です。